今日も朝から冷たい雨。
冬になると当番回数が増え、なおかつ雨の日にも活躍するのがスエードです。
スエード、実は普段のお手入れはとても簡単。
まずブラシでホコリを落とし、毛並みを整え
スプレーで油分補給と防水効果を与えてフィニッシュ。
しかし、ここで出てくるのが
スエード用のブラシ、どれを使えば良いのか問題。
何を隠そう「スエード用」として展開しているブラシには2種類あるのです。
まずはスポンジタイプのブラシ。
写真のような細かい発泡ゴムの面と、
汚れを落とす生ゴムの面の2面仕様。
通常のブラッシングで使うのはこの発泡ゴムの面です。
続いてワイヤータイプのブラシ。
中心にはワイヤーが、
その周りを覆うようにしてナイロンの毛が配置されています。
このナイロンがあることで、革に余計なダメージを与えずに済むのです。
さて、肝心の使い分けですが、
デリケートな素材にも使えるのがスポンジブラシ、
しっかり毛を起こしたい時に使うのがワイヤーブラシ、という認識。
特に、ムートンブーツ等の柔らかい革に
ガシガシワイヤーブラシをかけると
毛が伸びすぎてボサボサしてしまうこともあるので注意が必要。
柔らかい革、デリケートな素材にはスポンジを使用した方が安心です。
ではワイヤーブラシはというと、
デリケートな革を除けば、こちらも基本的にマルチに使えるブラシ。
普段のお手入れにはもちろんですが、
特に活躍するのが毛を起こしたい時。
例えば、カカトなどが何度も擦れたことにより毛が寝てしまった時や、
水洗いや補色のあと、乾燥させてから毛を起こすタイミングなどですね。
中々自分では判別が付きづらい…
そんな時は、ぜひお靴を持ってお越しください。
ご来店心よりお待ちしております。
シューケアマイスター靴磨き工房三越銀座店 いしやま
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